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崎陽軒「シウマイ弁当」の関西版 姫路の駅弁店とコラボ

駅弁などを手掛けるまねき食品(兵庫県姫路市)が崎陽軒(横浜市)と連携し、崎陽軒の看板商品「シウマイ弁当」の関西版を販売すると24日発表した。「関西シウマイ弁当」の名称で26日からJR姫路駅で1日100個限定で販売する。価格は960円。

弁当のサイズや配置などは本家と同じだが、中身は関西風にアレンジした。シウマイは昆布やカツオのだしをきかせレンコンを加えた。本家のおかずに入っているマグロの漬け焼き、卵焼き、あんずなどは、それぞれサバの幽庵(ゆうあん)焼き、だし巻玉子、黒花豆煮など関西らしい食材に変えた。シウマイだけは崎陽軒の工場で製造してまねき食品に供給する。

パッケージのデザインも本家の龍に対して虎を採用し、水晶に姫路城や太陽の塔など関西の観光名所をあしらった。

崎陽軒のシウマイ弁当は1954年に販売を始め、1日平均2万5000個を販売する日本を代表する駅弁だが、他社とコラボするのは初めて。新型コロナウイルス禍で駅弁の販売が落ち込む中でまねき食品が崎陽軒に働きかけて関西版が実現した。まねき食品の竹田典高社長は「東西で手を携えて駅弁業界を盛り上げたい」と意気込み、崎陽軒も「地域活性化に役立ちたい。東西で食べ比べをしてほしい」と話した。

崎陽軒は1908年に横浜駅(現桜木町駅)の構内で創業。28年に中華街で突き出しとして提供されていたシューマイを一口サイズの「シウマイ」として販売を開始した。まねき食品は1888年創業で、89年に姫路駅で日本初とされる幕の内の駅弁の販売を始めた。

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