ポケモン新作、発売3日で1000万本超 歴代最多を更新

任天堂は24日、18日に主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けに発売した「ポケットモンスター」最新作の世界販売本数が20日までの3日間で1000万本を超えたと発表した。このうち同期間の国内販売は405万本だった。スイッチを含め、自社のゲーム機向けソフトとして発売後3日間の販売本数ではいずれも歴代最多になった。
販売本数の最多記録を更新したのは「スカーレット・バイオレット」。任天堂によるとこれまでの発売後3日間の最多記録は、世界販売が2020年発売の「あつまれ どうぶつの森」、国内販売は22年9月発売の「スプラトゥーン3」だった。
ポケモンは1996年から続く人気シリーズで、不思議な生物を捕まえて、戦いながら成長させていくロールプレイングゲーム。スカーレット・バイオレットは任天堂の持ち分法適用会社のポケモン(東京・港)が手掛ける。同作は広大な世界を自由に動き回る「オープンワールド」の仕組みを初めて本格的に取り入れたことで話題になっていた。
東洋証券の安田秀樹シニアアナリストはヒットの背景について「オープンワールドにしたことで見た目が一新され、従来よりユーザー層が広がったのではないか」と指摘する。