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期待の2歳馬が続々登場 キタサンブラック産駒も勝利

ダノンスコーピオンは素質がありそう

西日本の中央競馬は東京五輪期間の3週間、開催を中断している。競馬ファンにとっては寂しいが、中断前の18日までは例年通りの熱戦が繰り広げられた。特に夏は2歳戦が始まる時期。西日本の競馬場でも来年のクラシックを目指す期待馬が続々とデビューした。2016、17年と2年続けて年度代表馬に選ばれ、現役引退後に種牡馬となったキタサンブラックの最初の世代の子供が初勝利を挙げるなど、話題も多かった。

6月に2歳戦が始まって以降、中断までの間に西日本の競馬場(阪神、中京、小倉)では18の新馬戦が行われた。その中でも印象的だったのは6月20日の阪神競馬場の新馬戦(芝1600㍍)だろう。勝ったダノンスコーピオン(牡、栗東・安田隆行厩舎)の末脚が際立っていた。道中は中位から競馬を進めた。最後の直線で力強く伸び、ゴール寸前で2着馬をかわした。

前半1000㍍通過が64秒3と先行馬に楽なペース。しかもこの日の芝コースは先行馬がなかなか止まらない馬場状態でもあった。着差はわずかに首差だったが、こうした状況で先行した2着馬を追い抜いたことからも、能力の高さがうかがえる。

接戦だったレースを見届けた安田調教師は「ホッとした」と第一声。「目いっぱいの調教も少なかったし、地力で勝ってくれた。これからさらに良くなるだろう。大物感がある」と期待を語った。

7月4日の小倉の新馬戦(芝1800㍍)を勝ったフィデル(牡、栗東・友道康夫厩舎)も素質が高そう。先行集団でレースを運び、第3コーナーから進出していくと、最後の直線に入るまでに先頭に立ち、そのまま押し切った。20年の競走馬市場「セレクトセール」で1億9千万円(税抜き)という高い値が付いた期待馬が、好発進を切った。

キタサンブラック産駒の勝利も注目を集めた。コナブラック(牡、栗東・清水久詞厩舎)は7月18日の小倉の未勝利戦(芝1800㍍)で1着。デビュー戦こそ、ダノンスコーピオンが勝ったレースで3着に敗れたが、200㍍距離を延ばして良さが出た。

これがキタサンブラック産駒の中央初勝利だった。同馬は16、17年と天皇賞・春を連覇したほか、ジャパンカップや有馬記念、天皇賞・秋などGⅠで7勝。18億7684万3千円もの賞金を獲得した。馬主が歌手の北島三郎さん(名義は大野商事)ということでも話題になった。父も管理したコナブラックの清水調教師は「ちょこっとだけキタサンブラックに恩返しできたかな」と喜んだ。

(関根慶太郎)

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