六古窯の信楽、新たな芽吹き 変遷続ける焼き物の里
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中世から現代まで焼き物の生産が続く日本六古窯の一つ、信楽。産地の滋賀県甲賀市信楽地区は登り窯の跡など、いにしえのたたずまいが残るが、新たな表情も見せている。伝統産業会館や窯業技術の試験場が移転新築し、ギャラリーを併設したアーティストの制作拠点もできた。自由な発想の陶芸家も目立つ。だが、歴史を振り返ると変化こそ信楽の身上だった。
信楽地区は琵琶湖を擁する滋賀県の南端にある。窯業の歴史に詳しい京都市...
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