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昆虫ゲノム編集、簡単に 京都大学などのチームが開発

京都大などのチームは、昆虫のゲノム(全遺伝情報)を簡単に編集する手法を24日までに開発した。従来は編集に必要な薬剤を昆虫の卵に注入していたが、卵を産む前の雌の成虫に注射する。チームの大門高明・京大教授(昆虫生理学)は「壊れやすい卵より、丈夫な成虫は注射がしやすく簡単」としている。

食料危機の打開策として注目を集める昆虫食の技術改良などへの応用が期待される。

ゲノム編集は狙った遺伝子を切断して機能を失わせたり、変えたりする技術。肉厚なマダイや有用成分が多いトマトの開発に利用され、効率的な手法を開発した欧米の研究者が2020年にノーベル賞を受賞した。

チームは、チャバネゴキブリの雌の成虫7匹に薬剤を注射。生まれた約240匹のうち2割がゲノム編集され、色素が作れず目が白い個体だった。注射した薬剤が体液に乗って卵の元になる細胞に取り込まれたとみられる。カブトムシの一種でも同様に実施すると、半数以上がゲノム編集されていた。

従来手法は高価な機材や熟練の技術が必要な上、殻が硬かったりさやで守られたりすると難しかった。開発した手法は成虫の卵巣付近に注射。短時間の訓練で習得できるという。薬剤の作製は専門企業に依頼することなどが必要とされる。〔共同〕

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