京都商議所、起業家育成の大賞 地元大手が支援

京都商工会議所は22日、有望な起業家を選んで支援する「京都・知恵アントレ大賞」を始めると発表した。京都市内に拠点がある創業10年以内の企業が対象で、受賞企業には総額600万円を助成するほか、京都の大手企業が支援する。第1回は3月下旬から応募を受け付ける。
アントレ大賞は京商が主催し、京都府や京都市が後援する。京セラや村田製作所、ワコールホールディングス(HD)などの京都のグローバル企業が受賞企業の事業化を支援する。事業が京都や世界に大きなインパクトを与えるかや、京都経済の未来を担う起業家として期待できるかなどが表彰基準となる。
同日、記者会見した塚本能交会頭(ワコールHD会長)は「起業家の芽をオール京都で支援する。ベンチャーの都、京都の復活に向けた起爆剤となるように育てたい」と語った。
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