コーナン、「スーパーコンボ」のHIひろせを子会社化
ホームセンターのコーナン商事は22日、ホームセンターと食品スーパーの併設店「スーパーコンボ」を九州で運営するホームインプルーブメントひろせ(HIひろせ、大分市)を完全子会社化すると発表した。取得金額は非公表。買収により九州地方でのシェアを広げる。
コーナンは2018年にHIひろせと資本業務提携を締結し、現在10.31%の株式を保有する。6月1日付で残る全株式を取得する予定。買収により商品企画や物流システムの一元化などを検討する。食品スーパー事業を取り込むことで業容を拡大する。
HIひろせは九州で「スーパーコンボ」など計41店舗を展開している。22年5月期の売上高は292億円だった。今回の買収で「スーパーコンボ」など32店舗がコーナン傘下に入る。
コーナンはHIひろせと資本業務提携した後、プライベートブランド(PB)商品の供給など協業を進めてきた。コーナンは九州でホームセンターと建築職人向けの店舗「コーナンPRO(プロ)」を計11店舗展開している。買収を通じて同地域でのシェアをさらに拡大する。