名古屋高速でバス横転・炎上 2人死亡、7人けが
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22日午前10時15分ごろ、愛知県内の名古屋高速道路小牧線の豊山南インターチェンジ(IC)付近で「車両から黒い煙が上がっている」と119番があった。県警や名古屋市消防局などによると、複数台が絡む事故が発生し、このうち大型バスが横転し炎上。2人の死亡が確認された。他に20~50代のけが人が7人いるが、命に別条はないという。

県警は大型バスが中央分離帯に衝突した後、横転したとみられると明らかにした。消防によると、午後0時半すぎに鎮火を確認した。
大型バスを運行していた「あおい交通」(同県小牧市)によると、バスは午前9時半ごろに県営名古屋空港を出発し、名古屋市中区栄で折り返して同空港に再び向かう路線を走っていた。事故は折り返し途中で発生した。
同社担当者は「事故当時に何人乗っていたかなど、詳細については分かっていない」とした。バスの定員は運転手を含めて61人。
名古屋高速道路公社によると、バスのほか、乗用車1台が事故に絡んだとみられ、楠ジャンクション―小牧北IC間の小牧線全線で通行止めとなった。現場は名古屋市北区と愛知県豊山町をまたいだ郊外。
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