銭高組が4億円申告漏れ、工事でリベートも 国税局指摘 - 日本経済新聞
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銭高組が4億円申告漏れ、工事でリベートも 国税局指摘

中堅ゼネコンの銭高組が大阪国税局の税務調査を受け、2021年3月期までの4年間で約4億円の申告漏れを指摘されていたことが22日、分かった。このうち鉄道線路工事に絡む約4500万円は下請け会社から受領したリベートだとみなされ、重加算税の対象となる所得隠しに当たると判断されたもようだ。

追徴税額は1億円超とみられる。銭高組は修正申告を済ませたという。

関係者によると、銭高組など3社の企業共同体(JV)は兵庫県西宮市内の鉄道線路の立体交差工事を受注。下請け会社に支出した工事費や人件費のうち、約4500万円が銭高組の現場責任者に現金で払い戻されたという。受領した現金は、他の社員などとの遊興費に充てられたとされる。

銭高組は取材に対し「担当者が不在で対応できない」としている。

銭高組は1705年創業。鉄道、空港関連の工事のほか、公共施設の施工などを幅広く手がけている。東証スタンダード市場に上場し、2022年3月期の連結売上高は1019億円だった。

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