村田機械、病院向け自動搬送車

産業機械大手の村田機械は病院向けの自動搬送車(AGV)を開発した。子会社で医療関連事業の日本シューター(東京・千代田)と共同で24日から発売する。製造現場や物流倉庫で使われているAGVをベースに、安全性を追求したシステムとした。
走行中に人や障害物を検知すると停止するため人が行き交う場所で運用できる。地図データ作成機能があり、誘導用テープなどの整備は不要という。薬剤や手術用器具、患者向けの食事やリネンなどを搬送でき、150㌔㌘までの物を運べる。
人手不足や新型コロナウイルスへの対策として需要があるとみる。日本シューターの医療搬送部門は、今回のAGVをテコに2024年度までに足元の5倍となる売上高100億円を目標に掲げる。
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