戸建て住宅、天井高4メートル サンヨーホームズが発売

サンヨーホームズは21日、1階部分の天井高が4メートルの住宅を発売したと発表した。1階の床を低くするほか、2階の天井高も低くすることで対応する。これまで2階建て住宅の天井高は1階で2.6メートルが標準だった。リビングなどに大空間を設けることで家庭環境を充実させたいという需要に応える。
新たに発売したのは「ゆとりモア3D」。サンヨーホームズが手掛ける軽量鉄骨の注文住宅の市場では、天井高を3メートル弱とするのが一般的だ。新型コロナウイルスの感染拡大により住宅で過ごす時間が増えたことを受け、リビングを中心に空間を広くすることで住環境を充実させる需要が高まってきた。サンヨーホームズは顧客に部屋の面積を広くする提案をしてきたが、天井高を高くすることで提案の幅を広げる。
従来の住宅商品と比較して単価は高くなる見込みだ。サンヨーホームズの戸建て住宅の受注戸数は2022年3月期に222戸と、前の期と比較して3割増えた。