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塩野義製薬、ワクチン中期治験入り 22年春実用化へ

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塩野義製薬は21日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、安全性と有効性を確認する中期段階の臨床試験(治験)を国内で始めたと発表した。日本人の成人約3100人を対象とする予定。並行して2021年内にも最終段階の治験を始め、目標とする22年3月末までの実用化につなげる。

20日に始めた中期段階の治験では、高齢者や感染経験がある人、他社のワクチンを接種済みの人も対象とする。同社は8月、ワクチンの能力を高める補助物質「アジュバント」を変えて治験をやり直した。これまでに安全性に大きな問題は認められていないという。

最終段階の治験は、既に実用化しているワクチンかプラセボ(偽薬)との比較となる見込み。ワクチン接種が進んだ日本だけでは治験の参加者が集めにくく、東南アジアなどでの実施も検討している。

生産体制の構築も進める。岐阜県の工場の設備を増強し、21年内に最大で年6000万人分の生産能力を整える。海外展開も検討しており、ベトナム政府と技術移管に向けて協議している。

国内の新型コロナワクチンの接種では、米ファイザーや米モデルナ、英アストラゼネカ製が使われている。日本勢では第一三共や、明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクス(熊本市)なども開発を進めている。

塩野義は新型コロナウイルスの飲み薬候補の開発も進める。9月末から国内で最終段階の治験を始めた。このほど国際学会で非臨床試験や初期の治験の結果を発表。「1日1回の経口投与で新型コロナウイルスを効果的に減少させることが期待できる」(同社)としている。

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