近畿マンション発売戸数、11月は14.4%減
不動産経済研究所(東京・新宿)がまとめた11月の近畿2府4県の新築マンション発売戸数は前年同月比14.4%減の1796戸だった。4カ月ぶりに前年同月を下回った。契約率は74.3%で、好不調の分かれ目とされる70%を4カ月連続で上回った。
1平方メートルあたりの単価は76.9万円と前年同月と比較して15.4%低下した。東京建物が建設する高単価の高層マンション「ブリリアタワー堂島」(大阪市)が2021年11月に発売したことを受け、反動減となった。笹原雪恵・大阪事務所長は「全体として価格は上昇基調にある」と分析している。