大阪ガスの22年3月期、純利益58%増 減益予想から一転
大阪ガスは18日、2022年3月期の連結純利益が前の期比58%増の1280億円になったと発表した。4%減の775億円と見込んでいた従来予想から一転増益となる。米国の子会社が参加する事業が好調なため、設備の減価償却の期間を複数年から即時実施に変更した。課税所得の対象が減り、繰り延べ税金資産の積み増しにつながった。
同社は子会社を通じてテキサス州でシェールガスを生産しているほか、液化天然ガス(LNG)製造事業などに参加している。原油高を受けて米国事業の採算が上向いている。売上高は16%増の1兆5860億円と、従来予想から390億円上方修正した。