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障害年金停止、8人敗訴1人勝訴 1型糖尿病巡り大阪地裁

判決後、記者会見する原告ら(17日午後、大阪市)=共同

障害基礎年金の支給を打ち切った国の処分を取り消す判決が確定したのに国が応じず、再び支給を停止したのは違法として、血糖値を下げるインスリンを体内でつくれない「1型糖尿病」の患者9人が改めて処分取り消しを求めた訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。森鍵一裁判長は1人の請求を認め、ほか8人の請求はいずれも退けた。

9人は29~52歳の男女。障害等級2級と認定され年金を受給していたが、2016年までに国側は年金を支給しない3級が相当と通知。19年4月の大阪地裁判決は国側が支給停止の理由を提示していないとして違法とした。国側は控訴せず判決は確定したが、国側は翌月に再び支給停止を通知した。

今回の訴訟で9人は、処分を取り消した判決の確定後に、再び同じ内容の処分を出すのは違法と主張。森鍵裁判長は、国側が再び支給停止を通知した際、関係法令の要件を満たす形で具体的な理由を原告らに提示したと認め、適法と退けた。

その上で9人の症状を個別に検討。大阪府の女性(34)に関し症状は「やや重篤」として3級ではなく2級が相当と判断し、支給停止処分を取り消した。ほか8人の症状は3級が相当とした。

障害基礎年金を所管する厚生労働省は「国の主張がおおむね認められたと受け止めている」とのコメントを出した。〔共同〕

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