水道老朽化トップの大阪府、市町村の5割が経営統合へ
データで読む地域再生
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上水道の老朽化が深刻な関西で、市町村別に分かれた事業を統合する動きが広がっている。先行するのが、設置から40年超の老朽管比率が33%と全国ワーストワンの大阪府だ。浄水処理から家庭への給水まで統合することで合意したか、もしくは検討している市町村数は府内の5割にのぼる。広域化によって無駄を省き、水道管更新の資金を捻出するのが狙いだ。
府の最南端にある阪南市と岬町で、水道施設の一部を統廃合する計画が進...

人口減少、産業活性化など課題解決に取り組む地域の姿を「データで読む地域再生」として掲載しています。これまでのテーマはこちら