/

東和薬品、健康食品の三生医薬を買収 476億円で

(更新)

後発医薬品大手の東和薬品は17日、サプリメントなど健康食品の開発や受託生産を手がける三生医薬(静岡県富士市)を約476億円で買収すると発表した。主力の後発薬は毎年の薬価引き下げや他社で発覚した品質問題の影響で事業環境が見通しにくく、健康食品を新たな収益の柱に育てる。

2022年3月までに米投資ファンドから三生医薬の全株式を取得し完全子会社にする。同社はカプセルや錠剤、顆粒剤などの製剤技術を持ち、健康食品の開発や受託生産で約380社と取引する。医薬品も受託生産する。20年12月期の売上高は228億円。

東和薬品が同日開いた会見で吉田逸郎社長は「病気の予防にはサプリなどの健康食品が重要で、三生医薬はスピーディーな開発力がある」と買収の狙いを説明した。東和薬品の21年3月期の連結売上高は1549億円で、後発薬事業がほとんど。今後開発する健康食品を三生医薬の工場で生産する。

三生医薬が持つカプセルの技術を、後発薬や開発を目指す新薬に活用することも検討する。有効成分を閉じ込めたり、体内で吸収しやすくしたりする特徴があるという。同社が持つ静岡県内の4工場のうち2つは医薬品を製造できるため、カプセル状の製品の一部を移管することも視野に入れる。

後発薬は小林化工(福井県あわら市)や日医工で発覚した品質不正などの影響で、供給不足が深刻になっている。三生医薬の工場を、後発薬の増産にも活用する。

大手メーカーは買収を活発化させている。サワイグループホールディングスは3日、小林化工からすべての生産設備と関連人員を譲り受けると発表した。工場の取得で生産能力は年間30億錠増える。東和薬品は3月に検査事業を手がけるプロトセラ(大阪市)を買収した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン