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藤浪、投打に独り舞台 先制弾に4年ぶり甲子園勝利

ヤクルト戦に先発した阪神・藤浪=共同

阪神・藤浪がバットで見せた。五回2死一塁で打席へ。が、2球目に梅野が二盗を決めて状況が変わった。マウンド上のヤクルト・石川にすれば、万が一にも投手に打たれるわけにはいかない。だから1-2と追い込んでからも慎重だった。しかし藤浪はボール球を選んでフルカウントに。歩かせるわけにいかない石川はストライクを投げざるを得なかった。

藤浪は待っていた真っすぐにコンパクトなスイングで対応した。持ち前のパンチ力か、打球は背走する左翼手の上を越えてスタンドまで届いた。「いったと思った」矢野監督をはじめ、ベンチも客席も大喜び。しかし、ダイヤモンドを回る藤浪の表情は硬い。「入った瞬間、ピッチングに(意識を)切り替えた。浸っている余裕はなかった」。ピリッとしない投球を自覚していたからだった。

五回阪神2死二塁、藤浪が左越えに先制2ランを放つ=共同

立ち上がりから制球は荒れ気味で、捕手が捕球できないボールが再三球審に当たった。三回は投手の石川に四球を与え、四回には変化球が抜けて山田に死球。ワインドアップをやめてセットポジションに切り替えるなど、できる微調整は続けたが、なかなかまとまらない。本塁打の後の六回も先頭を歩かせ、2死後に塩見にぶつけたところで交代を命じられた。

約4年ぶりの甲子園での白星がうれしくないわけがない。だが「納得いく感じがない。本業(の投球の方)は反省すべき点ばかり」と六回からブルペンの手を借りた勝利を淡々と振り返る。矢野監督も「まだまだ成長できる投手」と、次への期待を口にするだけ。褒めたのはこの日も危なげなかった救援陣だった。

(土田昌隆)

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