塩野義製薬、12~19歳対象にコロナワクチン治験開始

塩野義製薬は16日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、12~19歳の青少年を対象にした臨床試験(治験)を始めたと発表した。「オミクロン型」の流行以降、低年齢層の感染者数も増加している。今後5~11歳の小児を対象にした治験も始める予定だ。
12~19歳の350例を対象に追加接種と初回接種の両方で、安全性と有効性を確認する。塩野義は新型コロナ向けワクチンで最終段階の治験を進めている。手代木功社長は11日の記者会見で「遅くとも6~7月には承認申請したい」と述べた。小児や青少年向けも開発を進めることで、幅広い世代に対応できるようにする。
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