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京大元教授の論文4本捏造認定 霊長類研、実験事実なく

京都大は15日、霊長類研究所(愛知県犬山市)の正高信男元教授(66)が2014~19年に発表した4本の論文について、実験を行った事実が認められず、捏造(ねつぞう)と認定したと発表した。大学は論文の撤回を正高元教授に勧告し、今後処分を検討する。

大学によると、論文では大麻の合法成分「カンナビジオール」を18~19歳の男女に投与する実験を行ったとしていたが、被験者に参加の事実が確認できず、研究物資の購入実績が実験の規模と見合わなかったことなどから、実験は行われていないと認定した。

正高元教授は大学側の聞き取りに応じず、実験のもととなるデータも提出しなかったという。昨年3月に「研究が行われていたか疑義がある」との通報があり、京大が調査していた。

正高元教授はベストセラーとなった「ケータイを持ったサル」など複数の著書がある。昨年3月に定年退職した。

正高元教授は「データは知的財産として大学に帰属するもの。データを研究所に置いて去っており、提出に応じないというのは的外れだ」とコメントした。

霊長類研を巡っては、京大が昨年6月、チンパンジー飼育施設の工事で架空取引や入札妨害など約5億円の不正支出があったと公表。他にも会計検査院が約6億円の不正支出を指摘した。大学関係者によると、研究所については組織解体も含めた大幅な規模縮小が検討されている。〔共同〕

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