老舗大国、光る「アトツギ」 大胆変革で売り上げ20倍も
都市の針路 伝統が培う革新力(中)
[有料会員限定]
6月中旬、再開発が進む東京・兜町のビルの1階にできたのが「平和どぶろく兜町醸造所」だ。その場で醸造したどぶろくを飲んで楽しめるこの店を開業したのが1928年創業の平和酒造(和歌山県海南市)。「飲みやすくておいしいわ」。どぶろく×金融街という意外性のある組み合わせも受け、7月初旬に訪れると女性を中心に夕方から多くの客でにぎわっていた。
仕掛けたのが同社4代目の山本典正社長(44)だ。中小企業の後継...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。

2025年万博に向け、大阪・関西が動き出しています。魅力ある都市とは、絶えず新しいものが生まれ、そこで学びたい、働きたいと若者がやってくる「憧れの対象」です。長期低迷からの脱却をめざす都市の現状を描き、都市の進むべき道を考えます。