滋賀県、ワクチン接種の30人がコロナ感染 重症者なし
滋賀県は15日、新型コロナウイルスワクチンを接種した人のうち、30人が新型コロナに感染したと発表した。30人のうち5人が2回接種を受けていた。症状の内訳は中等症が10人、無症状・軽症が20人で、全員がファイザー製を接種していた。県内で14日までに1回目の接種が終わったのは15万6千人、2回目終了は6万4千人。
県によると、ワクチンは1週間後に効果が表れるとされるが、1回目接種後の1週間以内に16人、2回目接種後の1週間以内に3人が発症した。県はワクチンの効果には個人差があり、接種後も手洗いや3密の回避など感染対策を徹底するよう呼びかけている。
県が7月10日を目標に開設する大規模接種会場2カ所も明らかにした。商業施設の「オーミー大津テラス」(大津市)と滋賀県立大学(彦根市)に設ける。介護・保育などの福祉職員、警察・消防、教員ら64歳以下の6万人を対象としている。企業や大学による職域接種は申請が21件あり、相談が延べ111件寄せられた。