大阪のIT企業エコービジネスソフト、和歌山市に新拠点

富士通製の業務システム開発と導入支援を主軸とするIT企業、エコービジネスソフトウエア(大阪市)が2023年春、和歌山市に新オフィスを開設する。中小企業や個人商店のDX(デジタルトランスフォーメーション)と、それに関連するソフトウエアの導入支援業務を展開する。
同社の伊賀上貴雄代表取締役が15日、和歌山県庁で和歌山県・和歌山市と進出協定に署名した。和歌山オフィスは23年4月、和歌山市駅近くのサテライトオフィス「kinowa(キノワ)」内に開設する予定。3年間で地元から正社員7人を雇用する計画で、既に2人の採用が決まったという。和歌山市が整備したキノワへの初入居企業となる。
和歌山進出に伴い、新たに策定した「和歌山×ECHO IT推進プロジェクト」に取り組む。ITを活用した業務効率化と生産性向上、ECサイトによる販路拡大などを進めるが、アナログの方が適した業務はそのまま残し共存させるなど、中小企業や個人事業主に配慮した課題解決をめざす。