PTAは仕事ではない、存続の是非自ら決めよ 専修大教授
教育岩盤・迫る学校崩壊 岡田憲治氏
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PTAの解散や活動の見直しが広がっている。2018年度から3年間、東京都世田谷区立小学校でPTA会長を務めた岡田憲治・専修大教授は「任意団体である以上、今後のあり方は自ら決めるべきだ」と指摘する。
――会長に就いてPTA活動をどう感じましたか。
「平日の日中に役員会や地域行事があるなど、フルタイムで働く人にはハードルが高かった。他校の式典への出席、運動会での来賓へのお茶出しなど、前例踏襲で続いて...

「岩盤」のように変化を忌避する日本の学校教育。新しい試みに背を向けたままでは、国際化やデジタル技術の進展、新型コロナウイルス禍という時代の転換期をけん引する人材は育たない。「教育岩盤」の実態と打破をめざす動きを追った。