京都市、モデルナワクチン期限切れで廃棄へ 8万回分
京都市は13日、5月下旬に使用期限を迎える米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン約8万回分を廃棄する見通しだと明らかにした。米ファイザー製の方が需要が多く、接種希望者が少なかったことが主な要因。神戸市も同様にモデルナ製ワクチン約5万回分を廃棄する見通し。若い世代を中心に接種意欲が低下していることが主な要因という。
大阪府は13日、3回目の接種のために確保した同社製ワクチンのうち約1万回分を廃棄したと明らかにした。4月下旬で使用期限を迎えたためという。
京都市によると、5月下旬が期限のモデルナ製ワクチン約8万8千回分が2月中旬に国から納入された。そのうち使ったのは約8千回分にとどまり、残りの約8万回分が5月20日と25日に期限を迎えるという。3回目接種が進んでいないことも影響した。市内の3回目接種率は、12日時点で55.2%(対象者約108万人)。
神戸市によると、今回廃棄されるワクチンは2月中旬に国から配布されたもので5月15日、同23日、同25日が使用期限という。市の3回目接種率は11日時点で64.6%(対象者約117万人)。〔共同〕