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大阪の重症病床、使用率95%に 救急医療の影響懸念も

(更新)

大阪府で13日、1日あたりの新型コロナウイルスの新規感染者が初めて1000人を超えた。府内では4月に入ってから新規感染者の最多更新が続き、それに伴って重症者も急増。2週間足らずで病床使用率は2倍超の95%に達した。府の要請に応じ、重症病床を増やす病院も出ているが、救急医療への影響の広がりも懸念される。

吉村洋文知事は13日、府庁内で記者団に「感染状況は厳しい」と危機感をあらわにした。府は14日、新型コロナの対策本部会議を開き、感染防止策を徹底するためテレワークやオンライン授業の導入を企業や大学などに要請することを決める方針だ。

政府は1日、大阪、兵庫、宮城の3府県に5日から緊急事態宣言に準じた措置を取れる「まん延防止等重点措置」の適用を決めた。その後、大阪府では新規感染者の最多更新が相次いだ。新規感染者(7日間平均)は5日時点の552人から13日時点で898人と1.6倍となった。

重症者も4月に入ってから急増した。13日時点では233人で、うち20人が重症病床に転院せず中等症病床で継続して治療を受けている。確保病床(224床)に対する使用率は、1日時点の42.9%から13日時点で95.1%にまで上昇した。吉村氏は「重症者は300人を超える」との見通しを示す。

大阪府は12日、新型コロナの重症者向けの病床を確保するため、不急の入院や手術を延期して重症患者を優先して治療するよう府内の約60病院に緊急要請。13日にはすぐに使える「実運用病床」が前日より8床増えたほか、要請に応じる病院も新たに判明した。

大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)は、集中治療室(ICU)が使える28床のうち20床を重症者向けに割り当てていたが、15日から3床増やして23床とする。重篤患者に対応する「3次救急」では小児の受け入れを続けるが、他の患者は周辺の病院に受け入れ要請する可能性があるとしている。

松井一郎大阪市長は13日、「患者を他の病院に振り分けて重症ベッドを確保しながら(新型コロナの)拡大期を乗り越えたい」と話した。このほか、大阪市内の2つの病院でも「3次救急」の一部制限が判明している。

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