京都銀行・滋賀銀行、英ファンド提案反対 特別配当巡り
京都銀行と滋賀銀行は13日、英投資ファンドのシルチェスター・インターナショナル・インベスターズが特別配当の実施を求めたことに対し、反対するとの取締役会の意見をそれぞれ表明した。京都銀は「特別配当は中長期的な企業価値の向上に繫がらない」、滋賀銀は「株主の皆さまの共同利益を毀損する恐れがある」などと理由をコメントした。
シルチェスターは両行に対し、両行が保有株式から受け取る年間配当の100%相当の金額などを株主に特別配当するように求めている。京都銀が保有する株式の時価総額は2022年3月末時点で、京都企業を中心に1兆円以上に上り、年間の配当金は約200億円になるという。