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塩野義のコロナ治療薬候補、オミクロン型に有効性示唆

塩野義製薬は13日、研究中の新型コロナウイルスの治療薬候補について、実験室レベルで新たな変異型「オミクロン型」への有効性を示唆するデータが得られたと発表した。同社は飲み薬タイプの新型コロナ治療薬の開発も急ぐ。重症化を抑制する複数の治療薬を実用化することで、医療体制の逼迫防止につなげる。

同社の三神山秀勲・先端医薬研究所ディレクターが、同日開かれた日本医療研究開発機構(AMED)の成果報告会で明らかにした。塩野義が研究を進めているのは、たんぱく質の断片である「ペプチド」を使う治療薬候補。新型コロナ感染者のうち軽症者や無症状者を対象に、鼻から吸い込む吸入剤などの形での投与を検討している。

サル由来の細胞を使った試験では、オミクロン型やデルタ型などの変異型ウイルスに効果があった。感染したマウスを使った試験では、鼻からの投与で症状を改善する効果があった。臨床試験(治験)入りの目標時期については言及しなかった。

塩野義製薬は2021年9月末から飲み薬タイプの新型コロナ治療薬の最終段階の治験も進めている。無症状者や軽症者、中等症患者をあわせて約2100人を対象とする計画で、症状改善や発症率低下に関するデータを集めている。韓国やシンガポール、ベトナムなど海外に治験を広げて参加者を集め、厚生労働省への早期の承認申請を目指す。

国内では既に米メルクの軽症・中等症向けの飲み薬「ラゲブリオ(一般名モルヌピラビル)」が実用化され、医療機関への供給が進む。米ファイザーは開発中の飲み薬について、日本政府と200万人分の供給で合意している。

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