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山梨・道志村の山中捜索、雨で中止 不明女児誕生日

2019年9月に山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲さん=千葉県成田市=の10歳の誕生日となった13日、山梨県警は雨のため人骨発見現場付近の山中の捜索を中止した。今後も続ける予定だが、急斜面になっている山での活動は崩落など二次被害の懸念もあり、困難を極めている。

12日には、山中にあった子どもとみられる頭の骨が母系の血縁関係を調べるミトコンドリアDNA型の鑑定により、美咲さんの母、とも子さん(39)と「広く親族関係にある人物」だと明らかにされた。ただ他に見つかった肩甲骨や2つの骨のようなもの、美咲さんのものと似ている靴や衣類などとの関連は分かっていない。

鑑定結果を受け、とも子さんは12日夜、ホームページ(HP)に「5月13日は美咲の10歳の誕生日であり、母親としては1年で一番一緒に過ごしてあげたい日です。その前日に今回のような鑑定の結果が出て、言葉にならない想いです」と心境をつづった。

その上で「本人と断定されたわけではないので、私は美咲が無事に戻ってくると信じている気持ちに変わりはありません」と記した。

今年4月にキャンプ場から東に約600メートルの場所で頭の骨が発見されて以降、県警は連日40~50人規模で臨んだ。

周辺は沢になっており、急斜面でザイルが必要な場所もある。険しい岩場が続き、上流の捜索中に斜面が崩れ、下流側に流れるため、作業を中断することも。枯れ葉や腐葉土が堆積し、遺留品が土に埋まるか岩場の陰にたまっている可能性もある。

ある捜査関係者は「手で落ち葉などを拾って、別の人がふるいなどで二重チェックをする。場所によっては50センチも堆積物が……」と苦労を吐露。草陰にはヒルも多く、当初は血を吸われる警察官が続出したという。

こうした山中の環境から、別の捜査関係者は「(骨が)今見つかったこと自体は不思議ではない」と話す一方、「流されたのか、動物が運んだのか。もっと手掛かりがないと実際何があったかは分からない」と疲れをにじませた。〔共同〕

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