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星野リゾート、大阪府で2ホテル開業へ 関空近くなど

(更新)

星野リゾート(長野県軽井沢町)は14日、大阪府内で2つのホテルを開業すると発表した。2023年に関西国際空港の対岸にある「りんくうタウン」(泉佐野市)で客室数700の大規模施設を設ける。22年12月16日には大阪市の人工島・咲洲(さきしま)にオープンする。同社が関西で運営するホテルは計7つになる。

23年1~2月にも開業するのは「OMO関西空港 by 星野リゾート」。関西空港の対岸にあるJRなどの「りんくうタウン駅」に直結する。地上22階(700室)で、20年に経営破綻したホテル会社がオープン予定だった施設を利用した。星野リゾートでは初の空港近接型ホテルになる。参考価格は1室あたり1泊1万6000円(食事代含まず)から。

今年12月に開業する「星野リゾート リゾナーレ大阪」は咲洲で営業中のホテル「ハイアット リージェンシー大阪」内に入居する。現在はハイアットの客室となっている4フロア(64室分)を「コラボレーションホテル」として星野リゾートが運営する。

リゾナーレ大阪は関西圏の教育熱心な家庭をターゲットに設定。大阪のハイアットとは違った客層の取り込みを狙う。子どもがプロの芸術家の指導を受けながら自由に芸術表現を楽しめる約470平方メートルの「アトリエ」を設ける。また、一部の客室を子どもが落書きを楽しめる「アトリエルーム」にする。料金はアトリエルーム トリプル(30平方メートル)で1室あたり1泊1万8000円(食事代含まず)から。

大阪のハイアットは現在、不動産投資信託(REIT)の星野リゾート・リート投資法人が所有する。隣接する国際展示場「インテックス大阪」での展示会が新型コロナウイルス禍で減るなどしたため、ホテルの稼働率が低迷していた。

リゾナーレ大阪は12月のオープンを前に10月1日から予約を受け付ける。リゾナーレ大阪の宿泊者は大阪のハイアットのレストランやプールなども利用できる。

14日に大阪市内で記者会見した星野リゾートの星野佳路代表は「関西での成長は星野リゾート全体にとっても重要だ。『アフターコロナ』に向け、しっかりと業績回復する必要がある」と話した。

星野リゾートが展開する、都市観光ホテルブランド「OMO」のホテルとしては、4月に大阪市内で開業した「OMO7大阪」に次いで関西で5施設目になる。リゾートホテルブランド「リゾナーレ」のホテルは関西初進出となる。

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