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積水化学元社員に懲役2年求刑 機密漏洩巡り、大阪地裁

積水化学工業の元社員がスマートフォンに使われる技術の機密情報を中国企業側に漏らしたとされる事件で、不正競争防止法違反罪に問われた久保田敬士被告(46)の論告求刑公判が13日、大阪地裁(栗原保裁判官)であった。検察側は懲役2年、罰金100万円を求刑した。判決は8月18日に言い渡される。

検察側は「被害企業を多額の経済的損失を被る危険にさらした犯行で非常に悪質」と主張。弁護側は「積水化学への金銭的被害は発生しておらず、久保田被告は漏洩した情報がそこまで重要な営業機密にあたると考えていなかった」などとして執行猶予付き判決を求めた。

起訴状などによると、久保田被告は積水化学在籍中の2018年8月~19年1月、勤務中に同社のサーバーにアクセスして営業秘密にあたる情報を不正入手し、中国の通信機器部品メーカーの担当者にメールで送ったとされる。久保田被告は初公判で起訴内容について認めていた。

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