イオン、西日本でも容器の循環利用 まず京都の8店

イオンは12日、京都府内の8店舗で食品や日用品の容器を再利用するサービス「Loop(ループ)」を始めた。繰り返し使える容器に入れて製品を販売し、使用後に容器を回収したうえで、中身を再充填して再び販売する。西日本での実施は初めて。すでに導入している関東などを含めて、2022年度中に100店舗に広げる予定だ。
対象商品は大塚製薬の「ポカリスエット」、ロッテの「キシリトールガム」など19品目。購入客は店頭で発行されたQRコードを使用後の空き容器に貼り付け、返却ボックスに投入すると、2~3週間後に容器代を受け取れる。容器は提携先の工場でまとめて洗浄する。京都府内の8店のうち5店で実施しているネットスーパーも対象とする。
今回の取り組みは、ループを開発した米テラサイクルの日本法人と京都府による脱炭素社会の実現に向けた連携の一環。イオンリテールは「(利用客には)ごみを出さない生活を繰り返してもらい、環境への意識を高めてほしい」と話している。