コーナン商事、出店費用が響き純利益16%減 22年2月期

コーナン商事が11日発表した2022年2月期連結決算は、純利益が前の期比16%減の155億円だった。新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要が落ち着いたことに加え、新規出店で賃料や人件費が増えた。閉店予定店舗の減損損失が発生したことも響いた。
売上高にあたる営業収益は微減の4412億円だった。マスクやハンドソープなど感染対策用品のほか、インテリアなどの売り上げが不調だった。コスト面では26店舗の出店に伴う賃料や人件費のほか、広告宣伝費が膨らんだ。
23年2月期は営業収益が4477億円、純利益は158億円を見込む。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用するが、同じ基準で前期の金額を算定したものと比較すると営業収益が4%増、純利益が1%増となるという。
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