全国旅行支援、関西は奈良県が独自に補助上乗せ
国内旅行を対象とした政府の観光促進策「全国旅行支援」が、関西2府4県でも11日に始まった。奈良県は旅行代金の割引率を引き上げたり、旅行先の小売店や外食店で使用できるクーポンの利用額を上乗せしたりするなど、独自の支援策を用意した。奈良以外の5府県は、国の支援策をそのまま利用する。
奈良の全国旅行支援「いまなら。キャンペーン2022プラス」では、旅行代金の割引率を50%にし、政府の促進策(40%)より高く設定した。土日祝日に旅行した際に付与される1000円分のクーポンについても、宿泊する場合は奈良県民なら2000円、奈良県民以外なら1000円上乗せする。期間は国の促進策が12月下旬までなのに対し、奈良は2023年2月28日の宿泊分までとした。
大阪、京都府と兵庫、滋賀、和歌山県は11日時点で独自の支援策はない。旅行代金の割引とクーポン券を合わせて1人あたり1泊最大1万1000円が補助されるなど、内容は全国と同様のものだ。期間はいずれも今年12月20日まで。滋賀県は「地域限定クーポンの上乗せを11月に導入できるよう検討している」としている。

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?