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ニホンオオカミ、巨大種など交雑 山梨大講師らDNA解析

日本に多く生息したが20世紀初めに絶滅したニホンオオカミは大昔に来た巨大オオカミと、3万7千~1万4千年前ごろにユーラシア大陸から入ったオオカミが交雑して日本列島で生まれた――。瀬川高弘山梨大講師(古代環境DNA)らの研究チームが11日までに、化石のDNA解析に基づく新説をまとめた。従来説よりもかなり複雑な進化だった可能性がある。

小型のニホンオオカミは遅くとも約9千年前には日本に存在していたとされる。一方、化石の分析から2万年以上前の日本には世界最大級の巨大オオカミがいたことも分かっている。この2つの関係について①大型オオカミが小型化した②それぞれ別種――との仮説があったが、いずれでもないことが分かった形だ。

栃木県佐野市で見つかった3万5千年前の巨大オオカミと、5千年前のニホンオオカミの化石からDNAを抽出し、遺伝子を解析した。この2つには遺伝的な関係があり、さらに現在の大陸に生息する系統ともつながることが確かめられた。

その結果、まず巨大オオカミが5万7千~3万5千年前に大陸から日本列島に入った。その後、ニホンオオカミの先祖と大陸に残った巨大オオカミの血を受け継ぐオオカミが3万7千~1万4千年前ごろ新たに大陸から入り、先に入っていた巨大オオカミとさらに交雑したと考えられるという。10日付の米科学雑誌カレントバイオロジーで公表された。〔共同〕

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