鳥貴族HD、純利益86%減 22年8月〜23年1月期
鳥貴族ホールディングスが10日発表した2022年8月〜23年1月期の連結決算は、純利益が前年同期比86%減の1億1300万円だった。新型コロナウイルス禍で計上していた居酒屋「鳥貴族」の営業時間短縮による助成金収入が減少したことが響いた。新規事業のチキンバーガー専門店「トリキバーガー」の収益水準が計画に満たず、約1億5000万円の減損損失を計上したことも利益を押し下げた。
売上高は87%増の152億円だった。コロナ禍による行動制限が緩和されて客足が戻り増収につながった。営業損益は3億6300万円の黒字(前年同期は18億円の赤字)。原材料やエネルギーの価格などコストは増加しているものの、増収効果で吸収した。
23年7月期の連結業績は従来予想を据え置いた。純利益が前期比77%減の2億6500万円、売上高は56%増の317億円、営業損益は8億5700万円の黒字(前期は24億円の赤字)を見込む。足元では2月の既存店売上高が前年同月比2.7倍となった。