京都、雛人形の「プロデューサー」 着付けで命吹き込む
現場探究
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今年も雛(ひな)祭りの季節が近づいてきた。生まれてきた子どもの成長を願って飾られる雛人形は、羽織る色鮮やかで優美な十二単(ひとえ)が印象的だ。人形1体ずつの着物を選び、合わせていく「着付師」が存在する。
一般に雛人形の制作は分業制で、貝殻を砕いた粉で頭部をつくる頭(かしら)師、木から手足をつくる手足師、シルク製の髪をつける髪付け師などがいる。着付師は全体の総仕上げを担う、いわば「プロデューサー」...
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