船場は時代のショーケース 建物に映るにぎわいの歴史 - 日本経済新聞
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船場は時代のショーケース 建物に映るにぎわいの歴史

都市の針路インタビュー 近畿大学・高岡伸一准教授

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大都会の中に幕末期から戦前にかけての建築物が数多く残る大阪の船場地区(大阪市中央区)。近畿大学建築学部の高岡伸一准教授はその歴史に詳しく、建築家として船場の近代建築の改修設計も手がける。毎年秋に名建築を特別公開するイベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」では実行委員会の事務局長を務め、市民に魅力を発信している。

船場には近代建築が約35件現存しており、これらは東西1キロ、南北2キロの狭い範囲に点在している。密度という意味では全国的にみても多い。

船場は(16世紀末の)豊臣秀吉の時代に造られ、経済の中心地「天下の台所」としてずっと栄えていた。近代以降も産業が発展し、有力企業が本社ビルとして費用をかけて近代建築を建てた。現存している建物が多いのは、...

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都市の針路

2025年万博に向け、大阪・関西が動き出しています。魅力ある都市とは、絶えず新しいものが生まれ、そこで学びたい、働きたいと若者がやってくる「憧れの対象」です。長期低迷からの脱却をめざす都市の現状を描き、都市の進むべき道を考えます。

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