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クラスターテクノロジー、植物由来でエンプラの代替材

クラスターテクノロジーは、代表的なエンジニアリングプラスチック(エンプラ)の一つ、ポリアセタール樹脂の代わりとなるバイオマス素材を開発した。ヒマシ油から作ったポリアミドに竹炭を加えることで、ほぼ完全な植物由来ながら耐摩耗性を高めた。ギアやベアリングなど円滑な動きが必要な部品に向いているという。

新素材の名称は「PasCom(パスコン)」。同社によれば、高機能のエンプラに対するバイオマスの代替素材は珍しい。樹脂の強度を高める場合は鉱物やガラスを加えるのが一般的だが、竹を燃やした後にできる炭に着目した。一般社団法人の日本有機資源協会(東京・中央)からバイオマス度95%以上という認定を得ている。

ポリアセタールは耐摩耗性に優れており、金属の代替としてギアやベアリングのほか、ドアのハンドル、衣料のジッパーなどに数多く使われている。それに比べてパスコンは同等の強さを持つだけでなく、水を吸ったときの寸法変化が約半分で、重さも18%軽い。価格は1キログラムあたり5000円前後と、ポリアセタールの10倍近い。

クラスターテクノロジーは高機能の樹脂複合材を開発・生産しており、これまでは石油系の樹脂だけを扱ってきた。だが今後は石油系の使用を減らす動きが強まるとみており、並行してバイオマスの複合材を開発する。パスコンについても、耐摩耗性をさらに高める改良を進める。

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