「ナッジ理論」で街の美化 神戸市とP&Gジャパンが連携

神戸市とプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)は9日、産学官のイノベーション創出など5分野にわたる連携協定を結んだ。兵庫県立大学の学生らを交え、行動経済学を用いた街の美化や景観の向上などに取り組む。
人の心理に働きかけて行動変容を迫る「ナッジ理論」を応用したごみ箱を9月にも市内の各所に設置し、効果を検証する。協定ではこのほか、容器プラスチックのリサイクルや削減に向けた取り組みなども検討する。
久元喜造市長とスタニスラブ・ベセラ社長が9日、神戸市役所で発表した。久元市長は「P&Gから知見をもらうだけでなく、一緒に行動していきたい」と話した。
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