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スシローに措置命令 提供中止のすしCM宣伝、消費者庁

(更新)

提供を中止したすしのメニューを取り扱っているかのようにテレビコマーシャルなどで宣伝したとして、消費者庁は9日、回転ずしチェーン「スシロー」を運営する事業会社、あきんどスシロー(大阪府吹田市)の景品表示法違反(おとり広告)を認定し、再発防止を求める措置命令を出した。

発表によると、同社は2021年9~12月、全国の約600店舗で実施したキャンペーンで「新物!濃厚うに包み」(税込み110円)、「冬の味覚!豪華かにづくし」(同858円)など期間限定の3商品を売り出し、テレビコマーシャルや自社のウェブサイトで宣伝した。

しかし、実際は宣伝を続けている間、店舗の9割超で提供されない時期があった。提供できなかった店舗は583店舗に上り、同庁は、実際には購入できない商品を購入できるかのように表示した「おとり広告」に当たると判断した。

調査を担当した公正取引委員会近畿中国四国事務所の調べでは、同社は材料の在庫が逼迫する恐れがあったことなどから、提供を中止したという。同事務所の真渕博所長は大阪市内で記者会見し、「(同社の)業界シェアが1位であることなどを考えると、一般消費者に悪影響を与える程度は大きい」と述べた。

同社は「お客さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわびする。措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努める」としている。

信用調査会社の帝国データバンクによると、21年度の回転ずしの市場規模は7400億円を超える見込みで、11年度と比べて1.6倍に拡大。新型コロナウイルスの影響で外食産業が苦しむなか、テークアウトの需要が売り上げを支えているという。

破格のネタ「また売り切れ」 ネットに落胆の声


スシローがキャンペーン商品の目玉として、税込み110円の「新物!濃厚うに包み」を売り出した当時、インターネット上では高級ネタが破格の値段で味わえると話題だった一方で「ウニはまた売り切れ」などと落胆の声も相次いでいた。
「低価格なのでたくさん食べる」。ツイッター上では販売開始直後から"ウニ目当て"の客とみられるツイートが相次いで投稿された。だが「入荷待ち」「売り切れだった」といった声も目立ち「あんなにCMしてるのに」と恨み節の内容も見られた。〔共同〕
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