パナソニック、家電と食品をセットに サブスクで提供

パナソニックは8日、白物家電と食材を組み合わせたサブスクリプション(定額課金)型のサービスを7月に始めると発表した。高級炊飯器のレンタルと銘柄米の定期配送など4つの組み合わせをそれぞれ月額3980円で提供する。2025年3月期に20億円規模の事業利益を目指す。
サービス名は「フーダブル」。ホームベーカリーとパンミックス(5斤分)、ミキサーと冷凍スムージー素材(5杯分)、トースターと冷凍パンのセットを用意した。最低利用期間はコースによって異なるが6カ月間からとする。同社が食品と組み合わせたサブスク型サービスを本格的に展開するのは初めて。
パナソニックの食に関する情報サイト「イートピック」で受け付けを始めた。サブスクサービスの強化でサイトの利用者を増やす狙いもある。
同日記者会見したキッキン空間事業部の堂埜茂事業部長は「25年3月期にはキッチン空間事業の利益の2割を食関連のサービスで稼ぎたい」と話した。