ネスレ日本、コーヒーやキットカット値上げ 最大25%

ネスレ日本は8日、飲料や菓子、調味料製品の118品目を2023年3月1日納品分から最大25%値上げすると発表した。22年に入ってから既に値上げを実施している製品もあり、再値上げとなる。「キットカット」も大規模な値上げに初めて踏み切る。原材料高などで調達コストが上昇しているため。
値上げ幅は即席コーヒーなどの飲料製品で10~25%、「キットカット」などの菓子製品で9~13%、コンソメ調味料「マギー」などの調味料製品で7~10%となる。「ネスカフェ ゴールドブレンド スティックコーヒー」の10本入りは、22年9月1日納品分から20%値上げしていた。今回、11%の再値上げとなる。
キットカット製品では「キットカット ミニ」の3枚入りを9%値上げする。同社によると、キットカット製品での大規模な値上げは初めて。これまでは容量変更やコンビニ向けの一部製品での値上げにとどまっていたという。スーパーマーケットやドラッグストアで販売している大袋の「キットカット ミニ」は22年6月の変更からさらに減らし、13枚から12枚にする。

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。
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