奈良県の宿泊割引「いまなら。」 県外在住者も対象

奈良県は8日、県内の宿泊施設の料金を50%(上限5000円)割り引く「いまなら。キャンペーン2022プラス」を7月1日から始めると発表した。これまで利用を県民に限定してきたが、今回から県外在住者(日本在住の外国人も含む)も対象にする。27日から予約を開始し、2023年2月28日まで実施する。
割引は宿泊料金の額に応じて4段階あり、新型コロナウイルスワクチンの3回接種または直近の検査結果が陰性であることが条件。宿泊利用者に県内の土産物などで利用可能な「いまなら。地域クーポン」を最大2000円分(奈良県民には1000円上乗せ)配布する。宿泊する施設で直接申し込めるほか、旅行会社の窓口、インターネットではじゃらんnet、楽天トラベルからも予約できる。
参画する宿泊施設数は未定だが、30日まで実施する県民限定の宿泊割り引きキャンペーンでは県による感染防止対策認証を受けたホテル、旅館、ゲストハウスなど約250施設が対象で、今回も同程度になる見通し。7月以降のキャンペーンの予算規模は69億1800万円。修学旅行も対象とする。
荒井正吾知事は「今後、コロナがまん延した時には一時中止もありうるが、いまの状況であれば全国から来られても差し支えない。修学旅行以来、奈良に来ていない方にもぜひ来てほしい」と述べた。