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被害女児の父「知ることが抑止」 大津園児死傷事故3年

大津市の交差点で2019年5月、車2台が衝突し、保育園児ら16人が巻き込まれて死傷した事故から8日で3年となった。この日を前に、重傷を負った女児(6)の父親(34)が報道各社の代表取材にオンラインで応じた。父親は事故の記憶の風化を感じると明かし「1人でも多くのドライバーに(事故のことを)知ってほしい。知っておくだけでも何かの抑止になる」と訴えた。

父親によると、女児は左脚の骨折などで約2カ月半入院した。医師から後遺症の心配はないだろうと告げられたが、激しい運動や長時間歩いた際に「痛くて歩けない」と片足を引きずるようなことがある。人形遊びの際に車同士がぶつかるようなしぐさをしたこともあったといい、事故時3歳になったばかりだったが、今でも記憶が頭をよぎることがあるのではないかと心配しているという。

あれから3年。昨年6月には千葉県八街市で飲酒運転のトラックが下校中の小学生の列に突っ込み児童5人が死傷するなど、全国で子どもが犠牲となる事故は後を絶たない。父親は信号無視や早すぎる見切り発進などを挙げ「いつ同じような事故が起きてもおかしくないと思うときが何度もある。ドライバーの意識は高くないと日々感じる」と話した。

現場の交差点脇の歩道では8日午前、花束を手向け、手を合わせる人々の姿があった。長女(6)らと家族で毎年来ているという滋賀県湖南市の会社員の男性(31)は「仲良く天国で遊んでもらいたい」とお菓子を供えた。事故当時を「言葉にならなかった」と振り返り、「3年は早かった。安全運転を心がけたい」と話した。

事故は午前10時15分ごろ発生。交差点を右折した乗用車が直進の軽乗用車と衝突し、その弾みで軽乗用車が歩道にいた散歩中の園児らの列に突っ込んだ。園児2人が死亡、園児と保育士計14人が重軽傷を負った。右折車の女(55)は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪で禁錮4年6月が確定している。〔共同〕

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