整備士が酒気帯びで作業 スカイマークに改善勧告 - 日本経済新聞
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整備士が酒気帯びで作業 スカイマークに改善勧告

スカイマークは7日、長崎空港で昨年12月に60代男性整備士が酒気帯び状態で作業し、不適切な整備記録を作成する不正行為があったと発表した。男性を2月2日付で懲戒解雇。洞駿社長は役員報酬の一部自主返納を決めた。国土交通省は7日、業務改善勧告と、安全統括管理者の職務改善を求める警告書を出した。

スカイマークは7日、東京都内で記者会見を開き「安全を使命とする航空会社でアルコールに係る事案を発生させ、その後に不適切な対応があった。おわび申し上げる」と謝罪した。

スカイマークや国交省によると、男性は昨年12月24日、長崎県大村市の飲食店で生ビールや焼酎を飲んだ。翌日、出社前の任意検査でアルコールが検出されたが、そのまま出勤。始業前の法定検査をせずに合格とし、立ち会った同僚らに結果を捏造(ねつぞう)させた。男性は出発前の長崎発神戸行き140便を酒気帯び状態で点検し、部品を取り外すなどした。

その後、男性は同僚の指摘を受けて検査し、アルコールが検出された。事務所で待機し、約30分後の再検査で合格と判断したため、業務を再開。だが出発時間が迫っており、タイヤ圧力の計測など一部を十分確認せずに整備記録を作成した。

事態を把握したスカイマークは男性らから事情を聴き、今年1月に入って国交省へ報告した。「対応の判断を誤り、報告が大幅に遅れた」としている。〔共同〕

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