ガスビル、高層ビルと複合化 大阪ガスが周辺一体開発

大阪ガスは7日、大阪市中央区の本社ビルと西側の遊休地を再開発し、高層の複合ビルを開業すると発表した。オフィスや商業施設のほか、新興企業の支援などもできるイノベーション拠点も設ける。オフィス部分には大阪ガスグループの本社機能も移転・集約する。2027年ごろに高層ビルが先行して完成し、31年ごろに全体開業を見込む。総事業費は500億円を上回る見通しだ。
現在本社機能を置く「大阪ガスビルディング」周辺を一体開発し、西側に高さ150メートルの高層ビルを建設する。現在のガスビルの外観は残し、複合ビルと往来できるようにする。24年ごろに西側のビルを着工し、ガスビルの改修は28年ごろから始める計画。ビルの低層階には商業施設を誘致し、上層階はオフィスとして企業に貸し出す。全体の延べ床面積は13万6000平方メートルで、大阪ガスの本社機能は西側のビルに移転する。
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