滋賀大・竹村新学長「データサイエンスと専門教育融合」

滋賀大学の学長に就任した竹村彰通(あきみち)氏は7日に記者会見し、「専門の知見とデータサイエンスを融合して新たな価値創造を担う人材を育成する」と抱負を語った。経済学部や教育学部でもデータサイエンスを必修化。大学院経済学研究科に社会人を対象にした「ビジネス・データサイエンス専修プログラム」を開講し、教育学部では「教育データサイエンティスト」養成プログラムを拡充する。
竹村学長は大学発スタートアップ企業やデータ系企業をキャンパスのある滋賀県彦根市に集積させる「データサイエンスバレー」構想について、「まだ私の夢(の段階)だが、地元経済界との協力を強化して地方創生に貢献したい」と話した。竹村学長は1978年東大大学院修了。国内初の学部となる滋賀大データサイエンス学部の学部長を創設時から5年務め、企業や自治体との連携を拡大した手腕が評価された。4月1日に学長に就任し、任期は4年。