大阪市長選「推薦しない」 自民府連幹部が北野市議に伝達
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自民党大阪府連会長の宗清皇一衆院議員が春の大阪市長選を巡り、出馬する方針を固めている自民党市議の北野妙子氏(63)に対し、府連として推薦や支援をしない意向を伝えたことが7日、分かった。北野氏を推す政治団体「アップデートおおさか」には地域政党・大阪維新の会に対抗するため、自民府連の支援を期待する声があった。
北野氏が7日、日本経済新聞の取材に明らかにした。同氏は「『維新対市民』という構図が大事だ。できるだけ党派色を薄めたい」と話し、宗清氏の意向を受け入れる考えを示した。
大阪市長選と同じく4月9日投開票の大阪府知事選を巡り、アップデートおおさかから要請を受けた大阪芸術大学客員准教授の谷口真由美氏(47)が出馬する意向を固めている。自民府連は週内にも選挙対策会議を開き、北野氏と谷口氏との連携のあり方を協議する予定だ。
府知事選では独自候補の擁立を目指していたが、選定作業は難航しているもよう。府連内には「両氏を支援すべきだ」との意見もある。