是枝監督にブレッソン賞 ベネチア、「人生を探求」

【ベネチア=共同】「万引き家族」「ベイビー・ブローカー」などの映画で知られる是枝裕和監督が6日、イタリアで開催中のベネチア国際映画祭の会場で、優れた映画監督に贈られる「ロベール・ブレッソン賞」を受賞した。
日本人監督の受賞は初めて。是枝監督は受賞後「ブレッソンは繰り返し見直す作家の一人。彼は70歳を超えて傑作を撮っており、それを励みにまた新しい作品と向き合いたい」と喜びを語った。
映画祭の賞とは別に、イタリアの映画専門誌などが「人生の精神的な意味を探求する道のりについて、意義深い足跡を刻んだ映画監督」に毎年授与する賞。2000年から始まり、過去には英国のケン・ローチ監督やドイツのビム・ベンダース監督らが受賞している。